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織瀬ゆり

【体験記】子育て中の投資初心者には毎月約3万円のつみたてNISAがちょうどよかった話

つみたてNISAで投資信託デビューをしたライターが、始め方を指南!

クラウドリアルティの不動産クラウドファンディングは、一口5万円と少額からで、初心者でも始めやすいサービスです。とはいえ、初めての資産運用・投資の場合、ほかのサービスと比較して始めたいもの。そこで、様々な資産運用・投資に関わる情報を提供しています。今回は、最近よく耳にする「つみたてNISA」について、ご自身も実践中の金融ライター・織瀬ゆりさんにレポートいただきました。

目次

「普通預金口座にお金を眠らせたままなんてもったいない!」といった話をよく耳にするけれど、なんだか投資は難しそうだし損をするのではと手が出せない……。そう考えている方も多いのではないでしょうか。かつては私も同じで、給与をそのまま普通預金口座に貯めておくだけでした。

そんな私も、2人目の出産を控えた約半年ほど前から、つみたてNISAを利用して毎月積立投資を行っています。今回はなぜ私が投資に向き合い、つみたてNISAを始めてみようと思ったのかについてご紹介します。

なぜ投資が大切だと思ったのか

私が投資について考えるようになったきっかけは息子を妊娠していたここ1年ほどの間に、普通預金口座に預けているお金の価値が数十年後には下がっているかもしれないというニュースを見聞きしたことでした。現在、日本経済はゆるやかなインフレを辿っており、今後もその傾向は続いていくと言われています。

インフレ政策が進むと、お金の価値が下がりモノの価値が上がります。そのため、いま普通預金口座に預けているお金が100万円あったとしても、数十年後には90万円程度の価値しかないかもしれません。インフレが進む中で、モノの価値に追いつくためには収入を上げるしかないけれど、そう簡単に収入を上げるのは難しい。そこで私の脳裏に浮かんだのが資産運用、つまり投資でした。

はじめての投資で投資信託を選んだわけ

投資が大切だと気づいた私がまず始めにしたのが、自分にあった金融商品選びです。

現在、ふたりの未就学児の母をしており、夫の扶養内でフリーライターとして活動しています。検討の際、当然ながら日中は家事と育児以外の時間が取れず、常に値動きをチェックする必要のある金融商品は難しいと感じました。

また、投資以外にも日々の生活費等でお金がかかることもあり、あまり多くの金額を投資に回すことはできません。投資に回せる資金を月3万円程度に押さえておきたいのが正直なところ。

そんな自分の状況を踏まえた上で、金融商品を選ぶ際に重視したポイントは次の通りです。

  • 常に市場の値動きを把握する必要がない
  • ハイリスク・ハイリターンではない
  • 中長期的に安定して資産を増やしていきたい
  • 万が一のことを考え、途中で取り崩しが可能である
  • 初心者でも始めやすい

中でも、ハイリスク・ハイリターンではないことと、初心者でも始めやすいかどうかという2点に重きを置いていました。

上記を踏まえ、私が選んだ金融商品こそが「投資信託」です。

投資信託とは

投資信託とは、複数の投資家から集めた資金をひとつにまとめた上で、運用のプロが株や債券、不動産などに投資してくれる金融商品です。資金をどのように運用するのかは商品によって異なり、国内で販売されている投資信託の種類はなんと6,000種類以上に及ぶとのこと。

そして、投資信託は複数の国や地域、資産に幅広く投資ができることも特長の一つです。俗にいう「分散投資」というものです。

複数の投資対象に資産を分散させることで、一度に資産を失うリスクを抑えることが可能です。あれこれ金融商品を組み合わせる手間もいらず、運用も時間が取れない自分の代わりにプロが行ってくれる投資信託は、まさにいまの自分にぴったりだと感じました。

投資信託の種類

投資信託には大きく分けて、「アクティブ運用」と「インデックス運用」と呼ばれる2つの運用方法が存在します。

詳しくは後述しますが、アクティブファンドはリスクを覚悟で高い利回りを目指す、ハイリスク・ハイリターン型の運用方法のことを指し、インデックスファンドはあくまで堅実・安定的な利回りを目指すローリスク・ローリターン型の運用方法のことを指します。

私は中長期的に安定して資産を運用したかったことから、インデックスファンドを中心に購入しようと決めました。

投資信託の手数料について

投資信託では購入時、保有中、売却時にそれぞれ次のような手数料がかかります。

  • 購入時手数料
  • 運用管理費用(信託報酬)
  • 信託財産留保額

それぞれの割合については、販売元および金融商品ごとに異なることから、購入する前にしっかりと確認することが大切です。

NISA制度を利用して投資信託を始めた理由

NISA口座を未開設であったこともあり、NISA制度を利用して投資を始めることにしました。

NISAは2014年から開始された制度のことで、日本国内に済む20歳以上の人なら誰でも始めることができます。NISAを利用すると、毎年120万円までの投資で得た利益が最長で5年間もの間、非課税となります。

NISA制度の最大のメリットである、利益に対して税金が非課税となることを利用したかったことに加え、後述するつみたてNISAであれば初心者でも始めやすそうだと感じたことが決め手となりました。

つみたてNISAとは

つみたてNISAは2018年1月からスタートした制度で、積立投資専用のNISAのことを指しています。

非課税期間が5年間のNISAに比べ、非課税期間が20年と長く、まさに中長期的に運用していきたいと考えている人におすすめの制度です。

NISAと異なり年間の投資上限額が40万円となっていますが、家計の負担にならない余裕資金を投資に回したいと考えていたこともあり、特に私は気になりませんでした。

また、つみたてNISAのもうひとつの特徴として、取り扱っている商品がいずれも金融庁が厳選したものに限られている点が挙げられます。自分でじっくり選びたいという場合はともかく、投資初心者でなるべくリスクを避け、おすすめされた中から選びたいという場合にはとても助かりますよね。

つみたてNISAで扱っている商品の多くは、先述した販売手数料(購入時手数料)がかからず、信託報酬も低めに設定されています。

そのため、手数料で大幅にお金を持っていかれる心配がない点も、初心者におすすめな理由のひとつです。

以上のことから、わたしは投資信託をつみたてNISAを利用して始めることにしました。

NISA口座の開設は銀行よりネット証券がおすすめ

メガバンクをはじめとした対面型の金融機関で、NISA口座の開設を検討される方も多いかもしれませんが、基本的には銀行での口座開設はおすすめできないなと感じています。

両親が某銀行でNISAを行っていることもあり、当初はよく使っている銀行で開設しようと足を運んだのですが、取扱商品数の少なさにまず驚くことに。

大手メガバンクをはじめ、つみたてNISAの取扱商品数が多くても10本程度の取扱いしかなく、あまりに選びようがないと感じました。

また、つみたてNISAの口座開設を機に、他の金融商品についても延々と窓口で説明を受けることになり、少々疲れてしまったというのが正直なところです。

ネット証券であれば、ネット上で簡単に金融商品を購入できることに加え、取扱本数が100本以上と、ある程度自分で好きなものを選ぶことができます。

よって、なにがなんでも利用したい銀行がある場合以外は、なるべくネット証券を利用して口座を開設することをおすすめします。

つみたてNISAで感じたメリット・デメリット

実際に私がつみたてNISAをはじめて感じたメリットとデメリットについてご紹介します。

つみたてNISAのここがいい

私がつみたてNISAで特にいいなと思ったところは、以下の三つです。

  • 少額投資が可能で積立額の変更も自由なところ
  • 自動積立で手間がかからず、常に市場を追う必要がないところ
  • 積み立てた資産はいつでも引き出して換金が可能なところ

金融商品の中には、常に市場の値動きを把握し、自身で買い付けのタイミングを判断しなければならないものも存在します。

その反面、つみたてNISAはその名の通り、積立投資を前提とした金融商品であることから積立金額と頻度だけ決めてしまえば、あとは自動で行ってくれます。

最低積立金額も金融機関によって異なりますが、ネット証券では100円からつみたて可能なところもあり、少額から始められる点も魅力的。

私も、月1万円の積み立てからスタートし、収入に応じて積立額を変えていました。今現在は上限ギリギリの3万円ほどをつみたてに回しています。

私のように子育て中の主婦をはじめ、日々の仕事が忙しいサラリーマンやOLさんにもぴったりなのではないかと感じました。

また不測の事態を考えたときに、つみたてNISAであれば60歳まで引き出すことができないiDeCoと異なり、いつでも引き出して換金が可能である点も嬉しいですよね。

つみたてNISAの少し残念だったところ

いまのところつみたてNISAに対して残念に思う部分はありませんが、強いて言えば人によっては年間投資上限額が40万円である点に物足りなさを感じてしまうかもしれません。

また、つみたてNISAはNISAに比べて投資対象が狭い(NISAではREITや株をはじめ様々な商品に投資ができるが、つみたてNISAは投資信託とETFのみ)ことから、幅広い金融商品の中から自分で選びたいといった方も同様に感じてしまう恐れがあります。

そのため、既存の一般NISAはもちろんのこと、2024年から始まる新NISAとも比較検討した上で、あなたのニーズに適したものを選ぶことが大切です。

つみたてNISAにおける投資信託の選び方とは

つみたてNISAで取り扱っている投資信託は、大きく分けて次の2つのタイプが存在します。

  • 株式100%型
  • 複合資産型

「株式100%型」とはその名の通り、お金を全て株式に投資し、利益をあげることを目的とした商品を指します。

対する「複合資産型」は別名で「バランス型」ともいい、株式にREITや債券などの異なる種類の資産を組み合わせて利益を得ようとする投資信託のことを指します。

一般的に、債券は株式に比べてリターンが低い代わりにリスクも低いことから、堅実に安定して資産を運用したい場合にはバランス型を選ぶとよいでしょう。

つみたてNISAは20年という長い期間を設定している面でも、バランス型のが適しているといえますね。

インデックス運用とアクティブ運用

先ほども軽く触れましたが、投資信託には

  • インデックス運用
  • アクティブ運用

といわれる2つの運用方法があります。

「インデックス運用」とは、「日経平均株価」などの指数と同じような値動きを目指すことを目的とした運用方法のことで、ローリスク・ローリターンであると言われています。

つみたてNISAの対象となる金融商品では、こちらのインデックス運用を目指す商品が多くなっています。

対する「アクティブ運用」とは多少のリスクは覚悟の上で、インデックス運用よりも高い利回りを目指す運用方法のことを指します。

もちろん、どちらがいいと一概に言えるものではありませんが、私はインデックス運用のバランスファンドを中心に購入し、アクティブファンドは一銘柄のみとしています。

参考までにいま、私が投資している投資信託は以下の通りです。

  • ひふみプラス(毎月8,000円)
  • 楽天・全世界株式インデックスファンド(毎月12,500円)
  • 楽天・全米株式インデックスファンド(毎月12,500円)

両者の性質を今一度理解した上で、納得のいく商品を選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は実体験を交えつつ、つみたてNISAについてお伝えしました。

つみたてNISAは投資金額の上限が年間40万円となっていることから、上限まで使い切ろうと思うと毎月約3万円ちょっとを投資信託の購入に充てることができます。

私のように子育て中の主婦の方はもちろん、まずは手軽に投資を始めてみたいといった人にはぴったりの運用方法であると思いました。

この記事をきっかけに少しでも投資に興味を持っていただけたら、幸いです。

Profile

フリーライター
織瀬ゆり

某信託銀行退職後、フリーライターとして独立。在籍時代は、株式事務を中心に帳票作成や各種資金管理、顧客対応に従事。宅建士およびFPなど複数資格を所持しており、金融や不動産ジャンルを中心に幅広いジャンルで執筆活動を行っています。プライベートでは2児の母として育児に奮闘中。
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